泉崎村民文化祭と合同で開催されたフォトコンテストの結果についてお知らせします。
村長賞

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 村をきれいに | 古内 智 |
この作品は、子供の目線に合わせて低く構えたローアングルの選択が秀逸です。視点を下げることで、清掃というテーマに深みが生まれています。 |
議会議長賞

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 田植え前 | 荒井 たかひろ | 田植え前の風景を捉えたこの作品は、緑と青のコントラストが際立つ、清々しい一枚です。 田んぼの水面にわずかに写る青空が初夏の到来を予感させます。わずかに高台から捉えた構図が、田んぼの広がりの向こうに静かな町並みを収め、故郷の原風景を思い起こさせる深い情緒と安らぎを感じさせます。雄大さと繊細な描写が融合した、素晴らしい秀作です。 |
教育長賞

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 大好きな蕎麦に囲まれて | 河合 斐 | 一面のそば畑の緑の真ん中で、元気いっぱいに万歳をする少女の姿が、非常に印象的で魅力的な作品です。 緑の畑と澄み切った青空という自然のキャンバスに、淡いピンクのワンピースをまとった少女が、まるで計算されたかのように配置されています。遠景からの撮影でありながら、少女のポーズと色彩のコントラストが相まって、見る人にインパクトと元気を与えてくれる素晴らしい作品です。 |
文化協会長賞

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 烏峠のくだり道 | 嶋村 美恵子 | まるで紅葉した木々が創り出したトンネルを通り抜けていくような、非常にダイナミックな構図が素晴らしい作品です。 写真に収められた峠道は、見る人を深く引き込み、この先どこまでも鮮やかな紅葉が続いていくかのような錯覚を与えます。左から覆いかぶさるような木々の配置が、奥行きと躍動感を演出し、見る者を紅葉の旅路へと誘う力強い一枚です。 |
公民館長賞

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 贅沢なおさんぽ | 大原 菜摘 | 夕暮れどきの桜の下を愛犬と散策する後ろ姿を捉えた、非常に愛らしい作品です。 桜の柔らかなピンクと空の青が溶け合う美しい夕景。その遠景には静かに月が浮かび、日常の喧騒を忘れさせる贅沢な一瞬を切り取っています。視覚的な美しさだけでなく、見る人の心まで穏やかにする、素敵な秀作です。 |
金賞(2点)

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| 探そう!夏の思い出 | 鈴木 莉生 | 二人の少女の後ろ姿が捉えられた、躍動感あふれる瞬間が印象的な作品です。今にも走り出しそうな瞬間を切り取ることで、写真全体に強い期待感と夏のエネルギーが満ちています。 左上の印象的な夏の雲は、開放的な情景をさらに強調し、夏の記憶を呼び起こすアクセントになっています。緑とオレンジのTシャツの色合いが、背景の中で鮮やかに際立っており、色彩の配置が秀逸です。少女たちの無邪気さと、それを包む夏の空気が見事に調和した、インパクトのある素晴らしい一枚と言えるでしょう。 |

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| お米の大草原と君 | 程塚 志都菜 | 広大な空と水田を背景に、絵画のような美しさを持つ一枚です。真ん中に配置された人物の佇まいが、まるでアニメのワンシーンを思わせる、印象的で心に残る構図です。 カメラを手にしている人物の表情は直接見えませんが、その姿勢や空気感からは、目の前の大切な被写体に対して向けられた、深い愛情や優しさのようなものが伝わってきます。この清々しくもノスタルジックな風景は、夏の記憶と強く結びつき、見る人それぞれの大切な思い出を呼び起こす力を持っています。毎年夏が来るたびに、ふとこの情景を思い出すような、情緒豊かで非常に印象的な作品です。 |
銀賞(3点)

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| かまくらの秘密基地 | 古内 さおり | かまくらの中に入り、満面の笑みを浮かべる二人の姉弟の姿が、見る者に温かな喜びを伝える作品です。 写真からは、言葉にならない楽しさと達成感が強く伝わってきます。周りに立てかけられたスコップや、マフラーなどから、これが家族と協力して作り上げた力作であることが分かります。このかまくら作りは、単なる遊びではなく、冬の日の大切な思い出となったことでしょう。この光景をファインダー越しに見たご家族の、心からの愛情と誇らしさが感じられる、非常に心温まる素敵な一枚です。 |

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| お米の暗号? | 伊藤 恭兵 | 普段見過ごしがちな「何気ないサイン」に光を当て、それを面白がって切り取る撮影者のユニークな視点と好奇心が、この作品の最大の魅力です。画面に写し出された数字や図形は、まるで暗号のように見えます。この暗号のような日常の断片を捉えたことは、撮影者の持つ高い好奇心と、感性の表れでしょう。日常の中の非日常を発見し、アートへ昇華させた着眼点が秀逸な素晴らしい作品です。 |

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作品名 |
作者 | 審査員講評 |
| バス停まで競争だ! | 深谷 弥生 | 幼稚園の制服に身を包んだ男の子の元気な後ろ姿が捉えられており、その愛らしい活発さが非常に印象的な作品です。 必死に走っている最中にふと振り向いて見せた笑顔には、遊び心と生き生きとしたエネルギーを感じさせます。この無邪気で幸せな一瞬は、ご家族にとって二度とない宝物のような記録です。制服姿という日々の成長の記録が、ご家族の心に深く刻まれ、時が経っても鮮やかに思い出されるであろう、愛情に満ちた素晴らしい記録写真です。この大切な記憶を、どうぞこれからも大切になさってください。 |
審査員プロフィール
吉田 智一(よしだ ともかず)
吉田写真館・吉田製作所(古殿町)南湖のほとり寫眞室(白河)フォトグラファー
日本写真芸術専門学校卒
2023年 広告写真家協会APAアワード 写真作品部門 入選 ほか受賞歴多数
東京のスタジオ勤務後、生まれ故郷の古殿町へ帰郷。家業の吉田写真館を継ぐ。
古殿町・白河市を中心に県内各地で活動。ポートレートを中心に、広告撮影や動画撮影も行う。
2児の父で日常の風景や子供の記録等をインスタグラムで発信する。登山とマラソンが趣味。
吉田写真館ホームページ(https://yoshidasyashinkan.com/)
吉田製作所インスタグラム(https://www.instagram.com/yoshidaseisakusho/)