1 促進計画の区域
別紙促進計画区域図に記載のとおりとする。
2 促進計画の目標
(1)泉崎村
ア 現況
泉崎村は、福島県の中通り南部に位置し、東京から約200km、県都福島市から75kmの距離に位置しJR東北本線、国道4号線、東北自動車道が通っており、交通の利便性が大変高い地域である。農業においては、水稲の基幹品種「コシヒカリ」「ひとめぼれ」の作付けを中心に、トマト、きゅうり等の園芸、畜産を加えた複合経営が主流となっている。
さらに、近年においては、農業の近代化、労働力の平準化、周年雇用体系の確立を図るため、施設園芸が導入されているが、施設導入には多大な投資を伴うことなどから一部の農家に限られている。兼業化により土地利用型農業を中心として農業の担い手不足、後継者不足が深刻化している現状である。主食用米の需要が減少するなか、いかに転作を促進し水田を最大限活用するかが課題である。
このため、将来にわたり農業の振興を図っていくためには、人・農地プランに位置づけられた担い手への農業集積を進める。また、地域の共同活動による農道や水路等の土地改良施設を適切に保全管理する体制を構築する必要がある。
イ 目標
ア を踏まえ、本村では、法第3条第3項第1号に掲げる事業を推進することにより、多面的機能の発揮の促進を図ることとする。
3 法第6条第2項第1号の区域内においてその実施を推進する多面的機能発揮促進事業に関する事項
実施を推進する区域は、村内全域とし、実施を推進する事業は、法第3条第3項第1号に掲げる事業において、地域の共同活動を推進・支援する。
4 法第6条第2項第1号の区域内において特に重点的に多面的機能発揮促進事業の実施を推進する区域を定める場合にあっては、その区域設定しない。
5 その他促進計画の実施に関し市町村が必要と認める事項
本村では、農振白地について遊休農地が増加する傾向にある。このため、農振農用地に隣接する農地を一体的に管理し、遊休農地の発生防止を図ると共に、地域の共同活動により農道や水路等の施設を適切に保全管理する体制を構築していく方針である。