江戸時代の街道宿であった太田川宿の一角にひと際大きなしだれ桜があります。
天台宗太田山常願寺の境内にある二本の美しいしだれ桜は「願い桜」と「叶い桜」などとも呼ばれていて、古くから人々に親しまれていました。
常願寺は嘉歴3年(1328年)に創建のいわれがある古いお寺であるため、このしだれ桜の樹齢も600年ともいわれています。
昌建寺のしだれ桜とともに村を代表する名木として、平成19年1月24日に村の天然記念物として指定されました。太田川地区には、この他に愛宕神社参道入口にも見事なしだれ桜があります。春になると江戸時代の街道宿に咲く見事な桜を人目みようと多くの人々が訪れます。